自分が「ぼくらのウォーゲーム!」に思い入れることができないのは

最後にネット世界に入っていっちゃうからで。友情勝利の方程式は古典的であり王道であるけれど、ボーイミーツモンスターでそれやると昨日の日記で示したとおりある意味極端な方向に振れちゃいやすい。
そういう意味で、最後ネット世界に入るのは、細田守の構想にはなくて、東映の社長によるアドバイスというのが非常に分かりやすい。ドライな今を描きたいであろう細田に対し、東映の社長は「東映アニメフェアの一編」であることを要求した。東映を出た後、細田はネット世界に入らないし進化もただオシャレするだけで無意味で、人も一人死ぬ映画としてのサマーウォーズを作った。こんなんでどうでしょう?